
都市ガイド · 出雲 Izumo
出雲
神々が10月に集う神話の里、出雲大社と大国主命の国譲りの地
出雲市は島根県東部に位置し、『古事記』『日本書紀』『出雲国風土記』がそろって描く日本神話の原点です。大国主大神が鎮座する出雲大社には日本最大の注連縄があり、伝説では毎年旧暦10月、全国の八百万の神が出雲に集まるため、日本各地では「神無月」と呼ぶのに、出雲だけは「神在月」と呼びます。稲佐の浜の夕日、神門通りの老舗、割子そばとぜんざいの甘さが、この小さな市の静かで神聖な日常を織りなしています。
歴史
街の成り立ち
古代の出雲は大和政権と並び立つ強大な勢力であり、意宇王の一族と大国主信仰が「国譲り神話」の歴史的背景を成しました。713年に編まれた『出雲国風土記』は日本で唯一完全に伝わる風土記で、この土地の神話的な地名が満載されています。中世以後、出雲大社の社領と千家・北島の両国造家が祭祀を共に担い、江戸時代は松江藩に属しました。近代以降は神話観光が興隆し、2000年には境内の巨柱遺構の出土が学界を驚かせました。今日の出雲は「縁結び」と神在月で全国に知られ、山陰地方の文化的中心です。
- 713『出雲国風土記』が編まれます。日本で唯一完全に伝わる風土記
- 平安時代文献には出雲大社本殿の高さが十六丈(約48メートル)で当時日本最高の建築であったと記される
- 1744現在の本殿が大社造の様式で竣工、1952年に国宝に指定
- 明治初頭出雲大社の祭祀体制が確立し、千家・北島両国造家の伝統は今日まで続く
- 2000境内で3本の柱を束ねた巨柱遺構(宇豆柱)が出土し、古代の高層神殿の記載を裏付けた
- 2013出雲大社が「平成の大遷宮」を行い、本殿の大修理が完了
物語
この街の物語
因幡の白兎
伝説 · 出雲大社
『古事記』によると、大国主神(当時は大穴牟遅神と呼ばれていました)とその八十人の兄たちは、因幡の八上比売に求婚しに出かけました。途中で彼らは皮をはがれた白ウサギに出会いました。ウサギはワニ(サメ)をだまして一列に並ばせ、橋にして海を渡ったのですが、見破られて皮をはがれたのです。兄たちはウサギをからかって、海水で洗い風に当てて乾かすよう言いました。大国主だけが、河口の真水で洗い、ガマの穂の花粉の上を転がるよう教えました。治ったウサギは、八上比売は大国主を選ぶだろうと予言しました。
「国譲り」の神話
伝説 · 出雲大社
『古事記』と『日本書紀』によると、天照大神の孫の瓊瓊杵尊が天から降りてきたとき、大国主は自ら開いた国土を彼に譲りました。天照大神はこれをたいへん喜び、出雲大社を大国主に与えました。今の本殿は1744年に再建されたもので、高さは24メートルです。
必見
必ず訪ねたい場所
出発前に
出雲で気をつけたいルール
日本ではチップを受け取らない
すべきこと
- 「ありがとうございました」の一言で感謝を伝える
してはいけないこと
- 店員に小銭を無理に渡す
日本はチップを受け取らない国で、請求には通常サービス料が含まれています。無理に渡しても断る店員もいます。
確認済み 2026-10-19出典:JNTO:日本の食事マナー
玄関を見たら靴を脱ぐ
すべきこと
- 住宅、一部の飲食店、寺院、温泉施設では入口で靴を脱ぐ
- 迷ったら入口に靴箱やスリッパがあるか見る
してはいけないこと
- 靴のまま畳や室内の板の間に上がる
非常に失礼とみなされます。
確認済み 2026-10-19出典:JNTO:日本のマナーガイド
電車や新幹線では通話せず、並んで乗車する
すべきこと
- スマートフォンはマナーモードに。新幹線で通話が必要ならデッキへ
- ホームの表示に従ってドアの両側に並び、降りる人が先
- 優先席はお年寄り、妊婦、体の不自由な人に譲る
してはいけないこと
- 車内で通話したり、音を出したりする
違法ではありませんが、冷たい目で見られたり、乗務員に注意されたりします。
確認済み 2026-10-19出典:JNTO:日本のマナーガイド

