松山城の城山の高台から見下ろす松山市街

都市ガイド · 松山 Matsuyama

松山

四国最大の都市:山頂の松山城と麓の道後温泉、俳句と『坊っちゃん』の城下町

写真:Zairon · CC BY 4.0

松山は愛媛県の県庁所在地で、四国最大の都市です。山頂の松山城と麓の道後温泉が武と文の両輪となり、この城下町のゆったりとしたリズムを支えています。市内には俳句の石碑や俳句ポストが点在し、街を歩けばいたるところで文学の気配に出会います。 市内ではほかに、安藤忠雄の設計で司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』をテーマにした坂の上の雲ミュージアムや、四国遍路第51番札所の石手寺も訪れる価値があります。石手寺では洞窟と三重塔が見どころです。

歴史

街の成り立ち

松山は松山城の城下町です。1602年に加藤嘉明が勝山で松山城の築城を始め、1627年に加藤嘉明が会津へ転封となって蒲生忠知が松山を引き継ぎました。1635年に松平定行が松山に入封し、以後、幕末まで松平家がこの地を治めました。1889年に市制が施行され、1894年に道後温泉本館が完成し、1906年には夏目漱石が松山での体験をもとにした小説『坊っちゃん』が発表されました。2005年には北条市と中島町が松山市に編入されました。

  1. 1602年加藤嘉明が勝山で松山城の築城を始めます
  2. 1627年加藤嘉明が会津へ転封となり、蒲生忠知が松山を引き継ぎます
  3. 1635年松平定行が松山に入封し、以後、幕末まで松平家が治めます
  4. 1889年12月15日、松山市が市制を施行します
  5. 1894年道後温泉本館が完成します
  6. 1906年夏目漱石が松山での体験をもとにした小説『坊っちゃん』を発表します
  7. 1945年7月26日、松山が空襲を受け、市街の大部分が焼失します
  8. 2005年北条市と中島町が松山市に編入されます
  9. 2024年道後温泉本館が約5年半の保存修理工事を終え、全館の営業を再開します

物語

この街の物語

加藤嘉明の築城と城主の交代

史実 · 松山城

1602年、加藤嘉明が勝山で築城に着手しましたが、完成前の1627年に会津へ転封となり、蒲生忠知が藩主となりました。1635年には松平定行が藩主となって入城し、以後、松山城は松平家の居城となりました。

五重天守の謎と三代目の天守

史実 · 松山城

創建当初は5重だった天守を1642年に松平定行が3重に改めたと伝えられますが、愛媛県歴史文化博物館の調査では、もともと五重の天守はなかったと報告されており、結論は出ていません。1784年の落雷で天守など本壇の主要な建物が焼失し、現在の大天守は1852年に石垣普請とともに再建され、1854年に落成しました。

明治元年、土佐藩による受領

史実 · 松山城

1868年の戊辰戦争の際、新政府軍側の土佐藩が松山城を受領・保護しました。土佐藩兵の駐留は約5か月に及び、松山藩が朝廷に15万両を献上したことで撤収しました。

町長・伊佐庭如矢と本館の改築

史実 · 道後温泉

1890年に道後湯之町の初代町長に就任した伊佐庭如矢は本館の改築を主導し、自らは無給として給与を改築費用に充てました。激しい反対運動にも屈せず決定を貫き、棟梁には城大工の坂本又八郎を起用しました。1894年に完成した木造三層楼は、当時でも大変珍しいものでした。

夏目漱石と「坊っちゃん湯」

史実 · 道後温泉

夏目漱石は本館完成の翌年に松山中学の英語教師として赴任し、本館に頻繁に通いました。小説『坊っちゃん』では「温泉だけは立派なものだ」と絶賛しており、本館は「坊っちゃん湯」とも呼ばれます。男湯には、主人公が湯船で泳いで張り紙をされた場面にちなむ「坊っちゃん泳ぐべからず」の札が掲げられています。

出発前に

松山で気をつけたいルール

すべてのマナーとタブー →

地域の習慣チップ全国共通の注意点 · 日本

日本ではチップを受け取らない

すべきこと

  • 「ありがとうございました」の一言で感謝を伝える

してはいけないこと

  • 店員に小銭を無理に渡す

日本はチップを受け取らない国で、請求には通常サービス料が含まれています。無理に渡しても断る店員もいます。

確認済み 2026-10-19出典:JNTO:日本の食事マナー

文化への配慮日常のマナー全国共通の注意点 · 日本

玄関を見たら靴を脱ぐ

すべきこと

  • 住宅、一部の飲食店、寺院、温泉施設では入口で靴を脱ぐ
  • 迷ったら入口に靴箱やスリッパがあるか見る

してはいけないこと

  • 靴のまま畳や室内の板の間に上がる

非常に失礼とみなされます。

確認済み 2026-10-19出典:JNTO:日本のマナーガイド

文化への配慮公共交通全国共通の注意点 · 日本

電車や新幹線では通話せず、並んで乗車する

すべきこと

  • スマートフォンはマナーモードに。新幹線で通話が必要ならデッキへ
  • ホームの表示に従ってドアの両側に並び、降りる人が先
  • 優先席はお年寄り、妊婦、体の不自由な人に譲る

してはいけないこと

  • 車内で通話したり、音を出したりする

違法ではありませんが、冷たい目で見られたり、乗務員に注意されたりします。

確認済み 2026-10-19出典:JNTO:日本のマナーガイド

出典