
ライン渓谷中流上部
莱茵河中上游河谷 · ドイツ・ラインラント=プファルツ州とヘッセン州(ライン渓谷)
ライン川が高さ約200メートルの断崖の間を約65キロメートルにわたって蛇行し、山上の古城、ブドウの段々畑、ローレライの岩が一続きの渓谷の風景をなしています。2002年に世界遺産に登録されました。
出かける前に · Know before you go
- 私有のブドウ畑に入って実を摘まないこと
- 城跡の柵を乗り越えないこと
- 甲板の端でふざけないこと
この記事は「未確認」です。料金・営業時間・日程は公式の発表をご確認ください。
物語と人物
物語と人物
伝説
ローレライの歌声
ローレライは古い民話と思われがちですが、実は文学から生まれた物語です。1801年にクレメンス・ブレンターノが、岩から落ちる娘ローレ・ライのバラードを書き、1824年にハインリヒ・ハイネが詩の中で、歌声で船乗りを岩礁へ誘う魔女として描きました。1837年にフリードリヒ・ジルヒャーがハイネの詩に曲をつけ、この歌は広く歌われるようになりました。
史実
まさに難所だった岩
ローレライ付近は流れが速く、古くから難破の多い場所として知られてきました。名前は「ささやく岩」に由来するという説があります。急流と小さな滝の音が岩壁にこだまして、ささやきのように聞こえたというのです。2011年1月には約2,400トンの硫酸を積んだはしけが岩の下で転覆し、ヨーロッパ有数の交通量を誇るこの水路が一時ふさがれました。
文化
文化と習慣
文化的な背景
ライン渓谷中流上部はドイツのラインラント=プファルツ州とヘッセン州にあり、コブレンツからリューデスハイム、ビンゲンまでの約65キロメートルの区間です。ライン川は高さ約200メートルの急な崖の間を流れ、最も有名な目印は高さ約132メートルのローレライの岩です。最盛期には沿岸に約40の山上の城があり、渓谷が三十年戦争の中心となったことで、その多くが廃墟となりました。急斜面の段々畑ではブドウが栽培され、大部分はミッテルライン産地に、最南部はラインガウとナーエの産地に属します。2002年に世界遺産に登録されました。 古くから中欧へ入る重要な交易路で、川沿いの小さな町は歴史的な街並みを保っています。19世紀には渓谷はプロイセン領となりました。現在は両岸に鉄道と道路が走り、川には航路が通っています。急斜面に合わせた建物と段々畑のつくりは独特です。
地元の習慣
コブレンツやリューデスハイムから遊覧船に乗り、両岸に次々と現れる古城をお楽しみください。ローレライの展望台に登って川の湾曲を眺め、ワイナリーでミッテルラインの白ワインを味わうのもおすすめです。
マナーとタブー
マナーとタブー
してはいけないこと DON'T
- 私有のブドウ畑に入って実を摘まないこと
- 城跡の柵を乗り越えないこと
- 甲板の端でふざけないこと
地元の人に喜ばれること DO
- 遊覧船では乗組員の指示に従うこと
- 城跡や展望台では決められた順路を歩くこと
- ハイキングには水と日焼け対策を用意すること
旅の計画
実用情報
旅のヒント
- 遊覧船のダイヤと料金は船会社の公式サイトでご確認ください。渓谷の小さな町は宿が少ないため、繁忙期は早めの予約をおすすめします。ラインの遊歩道には急な区間もありますので、水、日焼け対策、滑りにくい靴をご用意ください。
- コブレンツとリューデスハイムへは鉄道で行くことができ、両岸には鉄道と道路が並行して走っています。遊覧船が定番の観光手段で、具体的なダイヤは公式情報をご確認ください。春と夏は両岸が緑に包まれ、遊覧船やハイキングに適しています。秋はブドウが実り、ワイナリーの催しが増えます。コブレンツ(8月)とザンクト・ゴアール(9月)では花火祭り「ライン・イン・フラメン」が開かれます。具体的な日程は公式発表をご確認ください。
写真
写真

Alexander Hoernigk · CC BY 3.0

Felix Koenig · CC BY-SA 3.0



