
蔵王樹氷
藏王树冰 · 山形県・山形市(蔵王温泉)
冬の強風が霧粒と雪を亜高山の針葉樹に幾重にも凍りつかせ、斜面一面が「スノーモンスター」と呼ばれる樹氷原になります。ロープウェイを2本乗り継いで標高1661メートルの地蔵山頂駅周辺へ上がると、昼の景色も夜のライトアップも楽しめます。
出かける前に · Know before you go
- 歩道を外れて樹氷原に入ること
- 樹氷に登ったり触れたりすること
- 冬季閉鎖区域(御釜周辺など)に無断で立ち入ること
この記事は「未確認」です。料金・営業時間・日程は公式の発表をご確認ください。
物語と人物
物語と人物
史実
「スノーモンスター」の正体
樹氷は自然現象です。強風が空気中や湖の水滴を斜面に吹きつけ、枝葉の上で横向きに伸びる氷となり、そこへ雪が積もって層を重ね、巨大な氷雪の像になります。遠くから見ると怪物の群れが立っているように見えることから、「スノーモンスター」の愛称が生まれました。
史実
樹氷のひと冬
蔵王ロープウェイの紹介によると、樹氷は11月から12月に着氷と着雪が始まります。1月には風上側に「エビのしっぽ」と呼ばれる氷が伸びて成長期に入り、2月に最も大きくなります。3月になると気温が上がり、樹氷は少しずつ溶けて崩れていきます。
文化
文化と習慣
文化的な背景
本項で扱うのは蔵王連峰の山形側、山形市の蔵王温泉一帯(山形蔵王)です。蔵王連峰は山形・宮城両県にまたがり、宮城側にも樹氷の見どころがあります。宮城県の「蔵王町」と山形市の蔵王温泉は別の場所ですので、計画の際はご注意ください。 蔵王連峰は成層火山の集まりで、最高点は標高1841メートル、最も新しい噴火は1940年5月です。樹氷は本物の怪物ではありません。冬の強風が運ぶ過冷却の水滴がアオモリトドマツなど亜高山性の針葉樹の枝葉に凍りつき、風上に向かって氷が成長します。そこへ雪が積もり、層を重ねるうちに大きく奇妙な形の氷雪の像となるため、英語では「snow monsters」と呼ばれています。 麓の蔵王温泉は硫黄の香りがする白濁した湯で知られ、地元の蔵王高湯系こけしは東北地方の伝統こけし十二系統の一つです。夏から秋にかけては県境付近の御釜を訪ねることができますが、冬は立ち入れません。
地元の習慣
蔵王ロープウェイの山麓線と山頂線を乗り継いで地蔵山頂駅へ上がり、樹氷原を公式の指定ルートに沿って歩いて眺めます。特定の日には樹氷のライトアップがあり、夜のロープウェイで間近に見ることもできます(日程は公式の当季のお知らせをご確認ください)。下山後は蔵王温泉で湯につかり、こけし工房を見学して選ぶのもおすすめです。
マナーとタブー
マナーとタブー
してはいけないこと DON'T
- 歩道を外れて樹氷原に入ること
- 樹氷に登ったり触れたりすること
- 冬季閉鎖区域(御釜周辺など)に無断で立ち入ること
- スキー板・スノーボードを観賞エリアに持ち込んで滑ること
地元の人に喜ばれること DO
- 公式の指定ルートを歩くこと
- 滑りにくい冬靴を履き、防寒着をそろえること
- 温泉の入浴マナーを守ること
- 出発前にロープウェイと天候の公式情報を確認すること
旅の計画
実用情報
旅のヒント
- 樹氷のシーズンはおおむね12月下旬から3月上旬です。樹氷が最も大きく育つのは2月で、夜のライトアップもこの時期に多く行われます。形は気温や風雪で変わり、3月以降は次第に溶けて細くなりますので、公式の当季のお知らせをご確認ください。山頂は氷点下10度を下回ることもあり風も強いため、防寒装備を必ずそろえてください。
- 山形駅方面からバスで蔵王温泉へ向かい、ロープウェイを2本乗り継いで上がります。山頂周辺は徒歩で巡ります(運行は公式・駅のお知らせをご確認ください)。夏は御釜周辺のハイキング、春と秋は温泉と山歩きに向いています。
写真



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