
Kyushu · 神社/古都の信仰
霧島神宮
朱塗りの社殿が霧島の杉林に埋もれるように立ち、天孫降臨の神話の主人公ニニギノミコトを祀る。ここは「天孫降臨」の神話が地上に降りた山である。
所在地
鹿児島県霧島市
伝説と物語
『古事記』『日本書紀』の天孫降臨の神話では、ニニギノミコト(瓊瓊杵尊)が天照大神の命を受けて九州の高千穂の峰に降りたとされるが、これは神話であり史実ではない。
歴史と背景
霧島信仰は山岳修験の古い場であり、神宮の創祀は6世紀の欽明天皇の時代に高千穂の峰の麓に祀られたと伝えられる。現在の社殿は1715年に薩摩藩主島津吉貴が奉納して再建したもので、朱漆の彩色があり、重要文化財に指定されている。境内には樹齢約800年の御神木の大杉と、「神楽殿」の神楽の継承が見どころである。
土地の暮らし
霧島一帯は神話と温泉が重なり合う地である。神宮の参道は杉の影が深く、霧がしばしば漂って「霧島」の名の通りであり、参拝の後に山を下りて霧島温泉郷に浸かるのが薩摩の人の定番の一日だ。神楽の季節(11月9日の例祭の前後)には地元の氏子が神楽を舞い、神話はここでは展示板ではなく、生きた暦である。
風習
例大祭と霧島神楽が年間の中心。参拝は二礼二拍手一礼(神道の通式)で行う。
信仰
神道であり、祭神はニニギノミコトなど七柱。高千穂の峰の山岳信仰と一体である。
土地の作法
参道の中央(正中)は神の通る道であるため、脇を歩くこと。神楽や祭典の撮影は事前に許可を確認すること。御神木の柵の中に入らず、幹に触れないこと。
訪問のヒント
ベストは11月の紅葉と例祭の時期、そして春の新緑。早朝の参拝は人が最も少なく、霧が最も濃い。霧島温泉郷や丸尾の滝と同日に巡るとよい。
近くで味わう
黒豚料理;霧島茶とお茶菓子;薩摩焼酎;山菜そば;温泉蒸し卵
霧島温泉郷の旅館街、霧島神宮駅周辺、参道の茶屋
茶屋は現金払いが多い。神宮周辺の飲食店は閉店が早いため、夕食は温泉郷で済ませるのがよい
定食1,300~2,000円(約61~94人民元、相場の目安)
JR霧島神宮駅からは山へ上がるバスがあるが、本数が少ないため、時刻表を先に確認すること。冬は参道が霜で滑りやすい。
資料の手がかり: 霧島神宮公式サイト、霧島市公式観光、文化庁の重要文化財資料。
写真の出典 · Raita Futo from Tokyo, Japan · CC BY 2.0
