熊野古道

熊野古道

熊野古道 · 和歌山県・紀伊半島(三重県・奈良県にまたがる)

写真:Naokijp · CC BY-SA 4.0

熊野三山を終点とする巡礼古道の路網で、中辺路、伊勢路、大辺路、小辺路などの道が紀伊山地を貫いています。杉木立の大門坂の石段と、那智の滝と青岸渡寺三重塔が並ぶ景色が、古道を代表する風景です。

出かける前に · Know before you go

  • 社寺の境内で騒ぐこと
  • ご神体、仏像、祭具に触れること
  • 非公開区域に立ち入ること

この記事は「未確認」です。料金・営業時間・日程は公式の発表をご確認ください。

物語と人物

物語と人物

史実

大門坂の名の由来

大門坂の名は、かつて近くに立っていた大きな門に由来します。坂の入口には、根元が道の下でつながった「夫婦杉」が立っています。ここから約600メートル、267段の石段が那智山へと続きます。

出典:田辺市熊野ツーリズムビューロー:大門坂

文化

文化と習慣

文化的な背景

熊野古道は紀伊半島一帯に広がる巡礼路網で、和歌山県、三重県、奈良県にまたがり、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)を主な目的地としています。中辺路、伊勢路、大辺路、小辺路などはそれぞれ異なる道筋をたどり、沿道には王子社などの小さな付属社の跡が点在しています。 大門坂は約600メートル、267段の石段で、両側には古い杉林が続き、上りきると熊野那智大社と青岸渡寺に至ります。那智の滝と青岸渡寺三重塔が並ぶ景色は、古道を象徴する景観です。 熊野古道は吉野・大峯、高野山とともに、2004年7月7日に世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成しています。この遺産は紀伊山地で長く続いてきた神道と仏教の融合を示すもので、歴代の天皇や貴族、庶民も熊野に参詣しました。 熊野古道とサンティアゴ巡礼路は、世界遺産に登録された唯一の二つの巡礼路とされ、両者には「共通巡礼(デュアル・ピルグリム)」の認定があります。二つの道の所定区間をそれぞれ歩き終えると、指定の窓口で登録して記念のピンバッジを受け取れます。具体的な基準と登録場所は公式発表をご確認ください。

地元の習慣

時間が限られている場合は、まず大門坂の短い区間を歩き、山麓から石段を上って熊野那智大社と青岸渡寺に参り、那智の滝へ下るのがおすすめです。体力と時間に余裕がある場合は、中辺路などの長い道を区切って歩き、宿場町に泊まりながら巡礼の印を集めることもできます。沿道の温泉村で休むこともできますが、宿は事前の予約が必要です。

マナーとタブー

マナーとタブー

してはいけないこと DON'T

  • 社寺の境内で騒ぐこと
  • ご神体、仏像、祭具に触れること
  • 非公開区域に立ち入ること
  • 古道や森でごみを捨てたり植物を採ったりすること
  • 表示された道から外れること

地元の人に喜ばれること DO

  • 社寺の境内では静かにすること
  • 表示された道を歩くこと
  • 祭典や修行に出会ったら道を譲り、現地の指示に従うこと
  • ごみは持ち帰ること

旅の計画

実用情報

旅のヒント

  • 古道は山道で、急な区間や滑りやすい石段もあるため、登山靴を履き、雨具と飲み水をご用意ください。沿道の補給地点と宿は限られていますので、長い道を歩く場合は宿と荷物の配送を事前に手配してください。山の天気は変わりやすく、大雨や台風の警報が出たときは無理に山に入らないでください。通行状況は公式発表をご確認ください。社寺の拝観は無料か少額のところが多いですが、具体的な金額は公式発表をご確認ください。
  • 中辺路へはJRで紀伊田辺駅まで行き、バスで滝尻王子などの登り口へ向かいます。那智方面へはJRで紀伊勝浦駅まで行き、バスで大門坂や那智山へ向かいます。伊勢路は伊勢方面から東海岸沿いに南下します。どの地域もバスの本数が少ないため、当日の公式時刻表で事前に計画してください。春の新緑と秋の紅葉が歩くのに最適な季節です。夏は蒸し暑く雨が多く、道が滑りやすく虫も多いため、早朝に出発し、飲み水を十分にお持ちください。冬は標高の高い区間で積雪や凍結のおそれがあります。那智の滝は一年中見られますが、水量は降雨によって変わります。
出典と確認についての説明

三重県:熊野古道伊勢路

ユネスコ日本政府代表部:紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録

田辺市熊野ツーリズムビューロー:大門坂

田辺市熊野ツーリズムビューロー:共通巡礼(デュアル・ピルグリム)