
都市ガイド · València
バレンシア
ローマ時代の旧市街と絹の商品取引所から、現代の海辺の文化都市へ
バレンシアの旧市街にはローマ遺跡や城門、絹貿易が残した建物があり、中央市場は今も日々の食と地域の暮らしを支えています。芸術科学都市は街の反対側で現代建築を見せています。3月の火祭り(ファリャ)は通りの通行や街のリズムを変えるため、別に計画を立ててください。 市内ではほかに、芸術科学都市、中央市場、世界遺産のラ・ロンハ(絹の商品取引所)も訪れる価値があります。バレンシアのパエリアも地元の暮らしを知る一部なので、市場やレストランの予定に食事の時間を取っておくとよいでしょう。
歴史
街の成り立ち
バレンシアのローマ都市ウァレンティアは紀元前138年に建設され、旧市街の中心には今も見分けのつく初期の都市の層が残っています。その後、イスラーム時代から13世紀のキリスト教王国への交代により、宗教、街路、市政の空間は繰り返し再編されました。15世紀には地中海貿易が繁栄し、絹の商品取引所の建設は商人と市民社会の経済力を集約して示すものとなりました。取引所は1482年から1533年にかけて建てられ、1996年に世界遺産に登録されました。旧市街の市場の伝統も近代へ受け継がれ、中央市場は1928年に開業しました。20世紀以降、市の文化施設は旧市街の外へと広がり、芸術科学都市が新たなランドマークとなりました。火祭りでは毎年3月、各地区が大型のアート作品、パレード、花火で公共生活に参加し、祭りの期間中は多くの道路で通行方法が変わります。バレンシアを理解するには、取引所と市場で商業都市の継続を見るとともに、現代建築と火祭りの間で地域の人々が公共空間をどう使っているかを観察するとよいでしょう。
- 紀元前138年ローマ人がここにウァレンティアを建設しました。
- 1238年キリスト教王国がバレンシアを奪い、都市の宗教空間と公共空間の改造が続きました。
- 1482〜1533年絹の商品取引所の建築群が段階的に完成しました。
- 1928年現在の中央市場の建物が開業しました。
- 1996年絹の商品取引所が世界遺産に登録されました。
- 20世紀末〜21世紀初頭芸術科学都市の現代建築がしだいに都市の新たなランドマークとなりました。
物語
この街の物語
木工職人の燭台
伝説 · バレンシアの火祭り
かつてバレンシアの木工職人は、冬のあいだ木枠に掛けたろうそくの明かりで仕事をしていたと伝えられています。春になって日が長くなると、不要になった木枠を木くずと一緒に通りへ運び出して燃やしました。のちに教会がこの火を木工職人の守護聖人である聖ヨセフと結びつけて3月19日に定め、木枠には古着が着せられて人の姿となり、今日のファジャ像へと発展したといわれます。
炎を免れる人形
史実 · バレンシアの火祭り
1934年から、各地区は毎年1体の人形をニノット展に出品しています。一般投票で選ばれた1体は「恩赦のニノット」(ニノット・インドゥルタット)として焼却を免れ、ファジャ博物館に収められます。それ以外の人形は3月19日の夜にファジャ像とともに燃やされます。
土地の暮らし
食と地元の暮らし
出発前に
バレンシアで気をつけたいルール
スペイン:教会では肩と膝を覆い、帽子を取る
すべきこと
- 肩を覆う上着と、膝が隠れるズボンかスカートを着用すること
- 堂内に入ったら帽子を取ること
- 暑い日に肩を覆えるよう、ショールや薄手の上着を持ち歩くこと
- ミサや祈りの最中は静かにし、後方から見守ること
- 基準は教会ごとに異なるため、入口の掲示と係員の指示に従うこと
してはいけないこと
- ノースリーブ、膝上の短パン、ミニスカート、水着で入らないこと
- 裸足で入らないこと
- ミサの最中に身廊を歩き回ったり、大声で話したりしないこと
サグラダ・ファミリアでは入口で服装規定を年齢を問わず適用しており、守らないと入場できないことがあります。入場できた場合でも、露出の多い服装は信者に不快感を与えます。
確認済み 2026-10-19出典:公式サイト:サグラダ・ファミリア よくある質問
スペイン:プラド美術館の展示室は撮影禁止、サグラダ・ファミリアではフラッシュと自撮り棒禁止
すべきこと
- 撮影する前に、現地の撮影規定を確認すること
- プラド美術館の展示室ではスマートフォンとカメラをしまうこと
- サグラダ・ファミリアでは個人的な撮影はできますが、フラッシュは使わないこと
- ミサや宗教儀式の間は撮影をやめること
- 商業撮影は事前に施設へ許可を申請すること
してはいけないこと
- 三脚や自撮り棒を使わないこと
- サグラダ・ファミリアの内外でドローンを飛ばさないこと
- 古いガイドの「撮影可」をうのみにしないこと
- 撮影のために柵を越えたり、展示品に触れたりしないこと
規定に反した撮影は係員がその場で止めます。プラド美術館の撮影禁止は、名画の前に背を向けた人だかりができるのを防ぐことが主な理由で、フラッシュは作品やステンドグラスも傷めます。
確認済み 2026-10-19出典:公式サイト:プラド美術館 見学規則
スペイン:カウンターでは「最後の人は誰ですか」と聞いて順番を待つ
すべきこと
- 列になっていないときは「¿Quién es el último?(最後の人は誰ですか)」と尋ねること
- 自分の前の人を覚え、その人が終われば自分の番であること
- 後から来た人に聞かれたら「Yo(私です)」と答えること
- 番号札の機械があれば札を取り、画面の呼び出しを確認すること
- 公共交通機関や住宅街では声を抑えること
してはいけないこと
- いきなりカウンターの前に割り込まないこと
- 人がばらばらに立っていても、順番待ちがないと思い込まないこと
- 車内で大声で電話したり、音楽を流したりしないこと
人の前に割り込むと地元の人をはっきり不快にさせ、その場で指摘されることもよくあります。「最後の人は誰か」と聞くやり方は、市場の屋台やパン屋、薬局などで広く使われています。
確認済み 2026-10-19出典:Travelers United:スペイン流の順番待ち
スペイン:店に入ったらあいさつし、親しい間柄では両頬を寄せる
すべきこと
- 店やエレベーターに入るときは「Buenos días」「Buenas tardes」と言うこと
- 出るときは「Adiós」や「Hasta luego」と声をかけること
- 初対面や改まった場では、目を見てほほえみながら握手すること
- 頬を寄せるあいさつ(dos besos)は相手の動きに合わせること
- 改まった場では「Señor」「Señora」と呼ぶこと
してはいけないこと
- あいさつなしでいきなりカウンターに向かわないこと
- 知り合ったばかりの人に自分から頬を寄せないこと
- 会話中に何度もスマートフォンを見ないこと
あいさつをしなくても罰則はありませんが、スペインでは冷たく失礼に映ります。先にあいさつすると、より親切に対応してもらえることが多いです。
確認済み 2026-10-19出典:カルチュラル・アトラス:スペイン文化・あいさつ
スペイン:現地の時間で食事を、昼食は午後2時ごろから、夕食は午後9時以降
すべきこと
- 昼食が一日の主な食事で、おおむね午後2時から4時の間にとること
- 夕食が午後9時より前に始まることは少なく、週末はさらに遅いこともあること
- 食事の合間にバルへ行くと、冷たい小皿料理が中心になること
- タパスやラシオン(取り分け用の皿)をいくつか頼み、皆で分けること
- 営業時間は各店の掲示で確認すること
してはいけないこと
- 夕方6時に温かい夕食を期待しないこと
- 料理を急かしたり、急いで席を立ったりしないこと
普段どおりの時間に行くと、厨房が閉まっていたり冷たい料理しかなかったりすることがあります。罰則はありませんが、温かい料理を食べ損ねます。
確認済み 2026-10-19出典:カルチュラル・アトラス:スペイン文化・エチケット
スペイン:チップは義務ではなく、満足したら現金で端数を切り上げる
すべきこと
- サービスに満足したら、会計の端数を切り上げるか小銭を置くこと
- チップは現金でテーブルに置くか、店員に手渡すこと
- 会計したいときは店員に合図し、自分から勘定を頼むこと
- おつりが必要なときは先にはっきり伝えること
- 別々に払いたいときは、まず店員に分けられるか尋ねること
してはいけないこと
- 店員が勘定を持ってくるのを待ち続けないこと
- 会計にサービス料が含まれていれば、チップを重ねて払わないこと
- カードで上乗せしたチップが必ず店員に届くとは考えないこと
スペインの人はテーブルサービスのレストランでも一般にチップを払わないため、払わなくても失礼にはなりません。店員は客を急かさないよう勘定を自分から持ってこないことが多く、ただ待っていると時間がかかるだけです。
確認済み 2026-10-19出典:カルチュラル・アトラス:スペイン文化・エチケット
この場所はいかがですか?







