
阿寒湖とアイヌ文化
阿寒湖与阿伊努文化 · 北海道・釧路市(阿寒湖)
阿寒湖は阿寒摩周国立公園にあるカルデラ湖で、湖底には特別天然記念物のマリモが育っています。南岸の阿寒湖アイヌコタンは北日本に残る最大級のアイヌ集落の一つで、木彫や刺繍、古式舞踊が生きた文化として受け継がれています。
出かける前に · Know before you go
- 湖のマリモを採ったり持ち帰ったりすること
- 店で売られている養殖・模造のマリモを野生のものと思い込むこと
- 上演中にむやみに妨げること
この記事は「未確認」です。料金・営業時間・日程は公式の発表をご確認ください。
物語と人物
物語と人物
史実
マリモの危機と保護
1921年に天然記念物に指定されると、かえって各地から人々がマリモを求めて訪れるようになりました。観光客が土産として持ち帰ったり、盗まれて都会で高値で売られたりしたのです。1920年に阿寒川に水力発電所ができると湖の水位が下がり、浅瀬のマリモが干上がって枯れました。1940年代、マリモが危機にあると気づいた地元の人々が保護運動を始めました。
史実
まりも祭り
まりも祭りは保護運動の一つとして1950年に始まり、今も続いています。毎年10月に3日間、地元のアイヌの人々が中心となって開かれ、北海道各地からアイヌの人々が集まり、たいまつ行進や伝統舞踊が行われます。最終日には、アイヌの長老が小さな木舟に乗り、マリモを一つずつ丁寧に湖へ返します。
出典:ジャパン・アトラス(日本政府):マリモと阿寒湖;公式サイト:阿寒湖アイヌコタン(歴史);Nippon100:阿寒のアイヌとマリモ
伝説
ミソサザイの神と熊
シアター イコロでは、次のようなアイヌの伝承を聞くことができます。荒々しい熊が人間の村と近くの森を襲い、鳥の神々が集まって相談しました。いちばん小さくてからかわれていたミソサザイの神が一人で戦うと名乗り出ると、ほかの鳥の神々も加わり、力を合わせて熊を打ち負かしました。
文化
文化と習慣
文化的な背景
阿寒湖は北海道釧路市阿寒町にあり、1934年12月に指定された阿寒国立公園(現在の阿寒摩周国立公園)に含まれています。湖面の標高は約420メートル、面積は約13平方キロメートル、最大水深は約45メートルです。阿寒湖温泉街とアイヌコタンは、どちらも湖の南岸にあります。 湖底には球状の緑藻マリモが育ち、1921年に天然記念物、1952年に特別天然記念物に指定されました。マリモやその近縁種はヨーロッパや日本のほかの湖でも見られますが、日本政府の紹介によれば、直径20~30センチメートルまで育ち、ビロードのように滑らかな表面になるのは阿寒湖のマリモだけです。湖に浮かぶチュウルイ島には、マリモ展示観察センターがあります。 アイヌコタンには約36棟の建物があり、約200人が暮らしています。この土地は前田一歩園の前田光子氏がアイヌの暮らしを守るために提供したもので、アイヌの工芸家たちが工房や店を開きました。坂の上のオンネチセ(「大きな家」の意味)では儀礼や生活の道具を展示しています。アイヌシアター イコロは、公式サイトによれば日本初のアイヌ古式舞踊専用劇場です。
地元の習慣
湖畔を散策したり、遊覧船で湖をめぐったりできます。アイヌコタンでは木彫や刺繍の工房を見学し、木彫・刺繍・アイヌ料理の体験に参加できます。シアター イコロでは古式舞踊やムックリ(口琴)の演奏を鑑賞できます。マリモ展示観察センターの見学や、湖畔の温泉での入浴も楽しめます。
マナーとタブー
マナーとタブー
してはいけないこと DON'T
- 湖のマリモを採ったり持ち帰ったりすること
- 店で売られている養殖・模造のマリモを野生のものと思い込むこと
- 上演中にむやみに妨げること
- アイヌの人々や文化を好奇の目で見ること
- 浴槽内で騒ぐこと
地元の人に喜ばれること DO
- マリモは湖に残し、展示施設で観察すること
- アイヌ文化施設や劇場では撮影・録画の決まりを守ること
- 上演は静かに鑑賞すること
- アイヌ工芸は現代の作り手の作品として味わい、購入すること
- 入浴前に体を洗うこと
旅の計画
実用情報
旅のヒント
- 湖畔は冬に厳しく冷え込みますので、防寒着と滑りにくい靴を用意してください。マリモ関連の体験や行事は現地の案内に従ってください。コタンの各体験の時間や料金は公式サイトでご確認ください。
- 釧路方面からバスで阿寒湖温泉へ向かいます。具体的な便は公式・駅の案内をご確認ください。湖畔とコタン一帯は徒歩でめぐれます。四季それぞれに見どころがあり、10月には湖畔の紅葉が見頃を迎える中でまりも祭りが開かれます。冬は氷雪の湖、夏は避暑や野外活動が楽しめます。

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