
都市ガイド · Marseille
マルセイユ
ギリシャの古港から、ノートルダム・ド・ラ・ガルド・バジリカ聖堂と欧州地中海文明博物館へ
マルセイユは旧港から外へと広がっています。北岸のパニエ地区と港には古い都市の記憶が残り、ノートルダム・ド・ラ・ガルド・バジリカ聖堂は高台から港を見下ろし、欧州地中海文明博物館(MuCEM)は都市の海上交流の歴史を現代の展示に取り込んでいます。三か所は区切って歩くのがよく、坂道や海岸沿いの歩行量を甘く見ないようにしてください。 市内ではほかに、マルセイユ旧港、ノートルダム・ド・ラ・ガルド・バジリカ聖堂、欧州地中海文明博物館も訪れる価値があります。カランク国立公園の入口は分散しているので、訪ねる場合は選んだ入口ごとに保護規則と交通を別に調べてください。
歴史
街の成り立ち
マルセイユの起源は一般に、紀元前600年頃にギリシャ人入植者が築いたマッサリアにさかのぼるとされ、旧港の北岸が初期の都市の中心となりました。ローマ時代にも港町は続き、のちの中世にも地中海の海運と交易のつながりを保ったため、旧港とパニエ地区は都市の地形を理解する出発点となっています。近代の港の拡張は市街の外への成長を促し、19世紀の公共建築と丘の上のノートルダム・ド・ラ・ガルド・バジリカ聖堂が街のスカイラインを変えました。聖堂は1853年に定礎され、1864年に献堂されました。20世紀のマルセイユは移民と海上交易が交わる都市であり続け、港湾地区の機能も文化生活も変化を経験しました。2013年、欧州地中海文明博物館が旧港の入口に開館し、修復されたサン・ジャン要塞も公共空間となりました。今日、旧港、丘、博物館を歩けば、ギリシャの古港、19世紀の都市拡張、現代の地中海文化の展示を一本の時間軸の上に置くことができます。ただし周辺の海岸地形全体をマルセイユ旧市街の一部と見なすことはできません。
- 紀元前600年頃ギリシャ人入植者がマッサリアを築き、旧港の北岸が都市の中心となりました。
- ローマ時代都市がマッシリアの名で地中海の港町としての機能を受け継ぎました。
- 中世旧港と北岸の街区が引き続き都市の主な活動空間となりました。
- 1853年ノートルダム・ド・ラ・ガルド・バジリカ聖堂が定礎されました。
- 1864年ノートルダム・ド・ラ・ガルド・バジリカ聖堂が献堂されました。
- 2013年欧州地中海文明博物館が開館し、修復されたサン・ジャン要塞が公共空間として開放されました。
出発前に
マルセイユで気をつけたいルール
フランス:美術館での撮影は掲示を確認、フラッシュと自撮り棒は使わない
すべきこと
- 常設展示室では手持ちでの個人的・非商業目的の撮影が可能
- 特別展は入口の掲示を確認すること(著作権の関係で全面撮影禁止が多い)
- 撮影禁止マークのある展示室ではカメラをしまうこと
- 大きな荷物やクロークの規定は各館の公式発表を確認すること
してはいけないこと
- フラッシュは常に使わないこと(強い光は古い絵画や文化財を傷めます)
- ルーヴル美術館など自撮り棒禁止の館に持ち込まないこと
- 名画の前や通路を長時間ふさがないこと
- 展示物に触れないこと
フラッシュと自撮り棒の禁止は警備員が取り締まっており、違反すると制止され、禁止機材は預けるか持ち込めない場合があります。
確認済み 2026-10-19出典:アメリカ・ルーヴル友の会:よくある質問
フランス:公共の場では小声で話し、列に割り込まない
すべきこと
- 前の人と適度な距離を保ち、辛抱強く並ぶこと
- 公共交通機関・美術館・図書館では小声で話すこと
- 降りる人が先、ドアや通路をふさがないこと
- 歩道やエスカレーターでは右側に寄ること
- 高齢者・妊婦・障害のある人に席を譲ること
- パン屋や店に入ったら店員に Bonjour と言うこと
してはいけないこと
- 割り込んだり押したりしないこと
- スピーカーで通話や音楽を流さないこと
- 市場では商品を自分で選ばず、店の人に選んでもらうこと
割り込みや大声に罰則はありませんが、無作法とされます。駅や市場では列が乱れがちだとするガイドもありますが、自分はきちんと並び、人を押さないようにしましょう。
確認済み 2026-10-19出典:We3Travel:パリのマナー16か条
フランス:店に入ったら Bonjour、親しい人とはビズであいさつ
すべきこと
- 店に入るときは Bonjour、出るときは Au revoir と言うこと
- 友人・知人とは頬を軽く触れ合わせるあいさつ「ビズ(la bise)」を
- ビズの回数は地域で異なるため、相手に合わせるか2回にしておくこと
- 正式な商談や初対面では、短くしっかりと握手すること
- 初対面の人・目上の人・店員には vous を使い、tu は相手に勧められてから
してはいけないこと
- あいさつせずにいきなり店員に質問しないこと
- 商談や初対面で自分からビズをしないこと
- 見知らぬ人に自分からハグしないこと
罰則はありませんが、店であいさつをしないのは無作法とされ、ビズを間違えると土地の習慣に不慣れだと思われます。パリや北部では2回、南部の一部では3回が一般的で、ほかの地域にもそれぞれの習慣があります。
確認済み 2026-10-19出典:La Minute Française:ビズのあいさつガイド
フランス:教会では控えめな服装で、堂内では帽子を脱ぐ
すべきこと
- 肩・膝・お腹を隠す控えめな服装にすること
- 堂内では帽子を脱ぎ、携帯電話をマナーモードにして小声で話すこと
- 夏は薄手のスカーフを持ち歩き、必要なときに肩を覆うこと
- 撮影前に掲示を確認し、迷ったら係員に尋ねること
してはいけないこと
- 祈っている人の前を横切らないこと
- 彫像に触れたり、堂内で飲食したりしないこと
- 禁止されている場所でフラッシュ撮影や撮影をしないこと
フランスの教会では入口で服装を確認されることはあまりありませんが、露出の多い服装は礼拝の場への敬意を欠く行為と受け止められます。控えめな服装を求め、ふさわしくない服装の人の入場を断る教会もあります。入口の掲示や公式サイトの案内に従ってください。
確認済み 2026-10-19出典:Viator:ノートルダム大聖堂を訪れる前に
フランス:パンはテーブルクロスに直接置き、手でちぎって食べる
すべきこと
- 全員に料理が行き渡り、主人が「Bon appétit」と言ってから食べ始めること
- パンは皿の横、テーブルクロスの上に直接置くこと
- パンは手で一口大にちぎって食べること
- 手首をテーブルの縁に軽く乗せ、手を見える位置に置くこと
- 乾杯では相手と目を合わせて「Santé」と言うこと
- 無料の水道水は「une carafe d'eau」で頼めます
してはいけないこと
- パンを皿に載せたり、ナイフで切ったりしないこと
- パンを丸ごとかじらないこと
- 食事中にテーブルに肘をつかないこと
- レタスはナイフで切らず、フォークで小さく折りたたんで食べること
- 切った後にアメリカ式にフォークを右手に持ち替えないこと
罰則はありませんが、フランスの食卓の習慣に不慣れだと思われます。水道水は無料、ボトルの水は有料です。
確認済み 2026-10-19出典:La Minute Française:フランスの食事マナー
フランス:サービス料は料金に含まれ、チップは任意
すべきこと
- メニューや伝票の「service compris(サービス料込み)」を確認すること
- サービスがよければ、感謝の印に少額のチップ(pourboire)を
- コーヒーは1ユーロ単位に切り上げ、一般的なレストランでは1人1〜2ユーロ程度
- 高級店で特に行き届いたサービスなら5〜10%程度
- チップはできれば現金で(確実に担当者に渡るため)
してはいけないこと
- 別途サービス料を払う必要があると思い込まないこと(すでに料金に含まれています)
- 伝票が自然に来るのを待ち続けないこと(会計したいときは合図を)
チップは完全に任意で、払わなくても失礼にはなりません。「service compris」の意味を知っておけば二重払いを防げます。フランスの法律では飲食店の表示価格にサービス料(一般に約15%とされます)を含めることが定められており、食事はゆっくり進むため、頼まない限り伝票はなかなか来ません。
確認済み 2026-10-19出典:AFAR:フランスのチップの目安
この場所はいかがですか?








