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四国遍路
四国遍路 · 徳島県・鳴門市(第1番霊山寺起点)、四国四県を一周
四国をぐるりと一周して88か所の寺院を結ぶ、日本で最も有名な巡礼路です。白衣・菅笠・金剛杖の遍路装束や沿道のお接待の文化が今も息づいており、徒歩・自転車・車のほか、区切って巡ることもできます。
出かける前に · Know before you go
- 前の人を急かすこと
- お接待を断ること
- 遍路装束や金剛杖をふざけて扱うこと
この記事は「未確認」です。料金・営業時間・日程は公式の発表をご確認ください。
物語と人物
物語と人物
伝説
竺和山霊山寺の名の由来
霊山寺の縁起によると、この寺は聖武天皇の勅願により行基が開いたとされます。弘仁6年(815年)、四国を巡っていた弘法大師がこの地で37日間の修法を行い、人々の88の煩悩を浄めようと祈ったと伝えられます。その折、目の前の光景がインドの霊鷲山で釈迦が説法する姿に似ていると感じた大師は、天竺の霊山を日本に移すという意味を込めて竺和山霊山寺と名づけ、第一番札所に定めたといいます。
史実
二度焼けた第一番札所
天正10年(1582年)、霊山寺の堂塔は長宗我部元親の兵火ですべて焼失し、のちに阿波藩主の蜂須賀光隆によって復興されました。明治24年(1891年)には再び火災に遭って多くの堂宇を失いましたが、応永年間(1394~1428年)に建てられた多宝塔は今も残っています。
史実
高野山に始まり高野山で結ぶ
伝統的に、お遍路さんは出発前に弘法大師が真言宗の本拠を開いた高野山を訪れて準備を整え、第1番霊山寺から歩き始めます。今では巡り終えた後に霊山寺へ戻って輪を結ぶ人が多くなっています。全行程を終えた後に高野山へお礼参りをして弘法大師に感謝を伝えることも、礼儀とされています。
文化
文化と習慣
文化的な背景
四国遍路は徳島・高知・愛媛・香川の四県を巡ります。起点は徳島県鳴門市大麻町板東の第1番霊山寺、終点は香川県の第88番大窪寺です。古くから四県はそれぞれ発心の道場(徳島)、修行の道場(高知)、菩提の道場(愛媛)、涅槃の道場(香川)と呼ばれています。 全行程は約1200キロメートルですが、資料によって約1200キロメートルから約1460キロメートルまで幅があり、道の選び方によって変わります。20か所の別格霊場を加えるとさらに長くなり、約1450キロメートルとする説もあります。88という数は人を苦しめる88の煩悩を表し、一つひとつの寺が浄化への一歩とされます。多くの寺は弘法大師空海が開創または中興したと伝えられますが、その多くは寺伝や信仰に基づくものです。 巡礼者はお遍路さんと呼ばれ、白衣を着て菅笠をかぶり、金剛杖を手にします。白衣には「同行二人」と書かれ、弘法大師とともに歩むことを意味します。白衣は死装束に由来し、生死を恐れない修行の覚悟を表すという説もあります。一説には年間約15万人が巡礼し、そのうち歩き遍路は1~2パーセントほどで、多くの人はバスや車を使います。歩いて全行程を巡るには約40日から60日かかります。多くの人は時計回りに巡りますが、経験を積んだお遍路さんが反時計回りに歩くこともあり、これを逆打ちといいます。
地元の習慣
第1番霊山寺から出発し、時計回りに通しで歩くことも、区切り打ちで分けて歩くこともできます。各寺では本堂、大師堂の順にお参りし、納経帳に御朱印をいただきます。沿道ではお接待(食べ物や飲み物、車への同乗、宿など)を受け、お礼に納め札をお渡しします。発心の徳島、修行の高知、菩提の愛媛、涅槃の香川と、四県の道場それぞれの風土も感じられます。
マナーとタブー
マナーとタブー
してはいけないこと DON'T
- 前の人を急かすこと
- お接待を断ること
- 遍路装束や金剛杖をふざけて扱うこと
- 山道や村の道で大声を出すこと
- 私有の田畑や家の敷地に無断で入ること
地元の人に喜ばれること DO
- 境内では静かに過ごすこと
- 本堂、大師堂の順にお参りすること
- 納経は順番に並ぶこと
- お接待はありがたく受け、納め札をお渡しすること
- 遍路装束や金剛杖を大切に扱うこと
- 撮影は各寺の掲示に従うこと
旅の計画
実用情報
旅のヒント
- 88か所を一度に巡る必要はなく、何回かに分けて区切って巡ることができます。納経には別途料金がかかりますので、各寺の案内をご確認ください。歩き遍路の区間は山道や村の道が多いため、歩きやすい靴を履き、飲み水を十分にお持ちください。宿は遍路宿や民宿、寺院の宿坊が中心で、繁忙期は早めにご予約ください。行程や各寺の受け入れ状況は公式ガイドをご確認ください。
- 第1番霊山寺へはJR高徳線で板東駅まで行き、そこから歩いて向かいます。四国の各県には主な霊場を結ぶ鉄道やバスがあり、ダイヤは公式情報をご確認ください。長距離を歩くには春と秋が最適ですが、特に南部では雨が何日も続くことがあります。夏は日差しが強く雨も多いため、酷暑の時期は避けることをおすすめします。冬は四国南部は比較的暖かいですが、山間部は冷え込みます。
写真

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