
応県木塔
应县木塔 · 中国・山西省朔州市応県
応県木塔は正しくは仏宮寺釈迦塔といい、遼代の1056年に建てられました。高さ67.31メートル、木の部材を組み合わせるだけで鉄釘を使わずに建てられた、中国に現存する最古の全木造塔です。
出かける前に · Know before you go
- 木の部材や塑像に触れたり叩いたりしないこと
- 殿内の塑像や壁画をフラッシュで撮影しないこと
- 塔内で大声を出したり走ったり跳ねたりしないこと
この記事は「未確認」です。料金・営業時間・日程は公式の発表をご確認ください。
物語と人物
物語と人物
史実
千年の地震に耐えて
『応州志』によると、1056年から1103年の間に応州一帯で7回の地震が起きましたが、木塔は無事でした。元代にも強い地震が何日も続きましたが、塔身は大きな損傷を受けませんでした。
史実
塔の中の遼代経典と仏牙
1974年、塔内から遼代の文物がまとまって見つかりました。遼代に印刷された仏典や、四層の塑像に納められていた仏牙舎利などです。これらの経典は、遼代の仏典刊行を研究するうえで貴重な実物資料です。
文化
文化と習慣
文化的な背景
木塔は山西省朔州市応県の県城北西、仏宮寺の境内にあります。塔の総高は67.31メートルで、下に高さ4メートルの石造の基壇があり、頂部の相輪は約10メートルです。外観は五層ですが、内部に四層の暗層があり、実際は九層になっています。斗栱は54種類にのぼり、遼代建築の中で最も多く、塔全体が木の部材を組み合わせて造られ、鉄釘は使われていません。 木塔は遼の道宗の清寧二年(1056年)、道宗の祖母の一族の旧宅跡に建てられ、金の明昌六年(1195年)に修繕・拡張されました。1961年に第一陣の全国重点文物保護単位に指定され、中国の世界文化遺産暫定リストにも登録されています。千年近い歳月の間に塔身には傾きとねじれが生じており、保護のため、現在は観光客が塔に登ることはできません。
地元の習慣
塔の前の広場から塔全体を見上げて撮影し、一層の軒下に幾重にも重なる斗栱をじっくり眺めます。開放されているときは一階に入り、遼代の釈迦牟尼像と壁画を拝観します。塔の周りを一周して八角形の平面と相輪の鉄鎖を観察し、さらに応県の町なかにある浄土寺大雄宝殿を訪ねて、遼と金の建築様式の違いを比べてみてください。
マナーとタブー
マナーとタブー
してはいけないこと DON'T
- 木の部材や塑像に触れたり叩いたりしないこと
- 殿内の塑像や壁画をフラッシュで撮影しないこと
- 塔内で大声を出したり走ったり跳ねたりしないこと
- 開放されていない階に勝手に入らないこと
地元の人に喜ばれること DO
- 足音を立てず静かに見学すること
- 係員の案内に従うこと
- 撮影の際は三脚で通路をふさがないこと
旅の計画
実用情報
旅のヒント
- 現在は塔に登ることはできず、見学できる範囲は現地の掲示に従ってください。塔の周辺の見学は約1時間です。入場料は公式発表に従ってください。応県は飲食店や宿泊施設が少ないため、大同や朔州の旅程と組み合わせるとよいでしょう。
- 大同市の中心部から長距離バスで約1.5時間で応県に着き、そこからタクシーで仏宮寺へ向かいます。朔州市の中心部からはバスで約1時間です。車の場合は二広高速道路の応県出口で降ります。春と秋が最適で、光が柔らかく塔全体の撮影に向いています。夏は塔の前の広場に日陰が少ないので日焼け対策をしてください。冬は観光客が少なく、雪の後の木塔は格別の迫力がありますが、路面の凍結に注意してください。
写真





