蘇軾(蘇東坡)
蘇軾像(趙孟頫画)
赵孟頫 · Public domain

北宋 · 1037–1101

蘇軾(蘇東坡)

苏轼 · 中国

文学者・書家・画家・美食家

字は子瞻、号は東坡居士です。1060年から20年にわたり各地で官職に就き、杭州在任中には西湖の浚渫を指揮し、掘り出した泥で長い堤を築きました。これが現在の「蘇堤」です。生涯に何度も左遷され、遠く海南島にまで流されましたが、1101年に北へ戻る途中、常州で亡くなりました。

Where the story happened

ゆかりの地を訪ねる

伝説 · 東坡肉(トンポーロー)

黄州に流されたときの一鍋の肉

「烏台詩案」の後、黄州に左遷された蘇軾は暮らしに困り、弱火でじっくり豚肉を煮る方法を工夫したと伝えられています。この料理はのちに南宋の都・杭州の人々に受け入れられて改良され、彼の名を冠した東坡肉になりました。この話を確かめるのは難しいものの、蘇軾が有名な美食家で、杭州の地方官を務めたことも事実です。

史実 · 杭州・西湖

二人の詩人が残した二本の堤

822年、白居易が杭州刺史に就任したとき、西湖の古い堤は崩れ、湖の水は干上がって田畑は干ばつに苦しんでいました。彼は堤を築いて水をためる工事を指揮しました。今日の「白堤」は彼を記念して名づけられましたが、彼が当時築いた「白公堤」はもう残っていません。200年余り後、蘇軾が杭州に赴任して西湖をさらい、掘り出した泥で長い堤を築きました。これが「蘇堤」です。

出典