
広東省広州市海珠区 · 都市ランドマーク/夜景
広州タワー
600mの中国一高いタワー。胴体が腰の部分でねじれの転折を見せる。広州の人々はこれを「小蛮腰(細い腰)」と呼び、珠江の夜色はその足元で曲がっていく。
所在地
広東省広州市海珠区
伝説と物語
「小蛮腰」というあだ名は、市民がくびれたタワーの造形につけた悪意のない俗称で、伝説ではない。
歴史と背景
広州タワーはオランダの建築家マルク・ヘメル(Mark Hemel)らが設計し、2005年に着工、2010年のアジア競技大会前に完成・オープンした。総高は600m(アンテナマストを含む)で、タワー本体は約450m。タワー内には回転レストラン、屋外展望台、観覧車(バブルカー)、急速雲霄などの施設がある(公開は公式が優先)。構造は斜交格子の筒体で、ねじれてくびれる造形は世界級の超高層の範例である。
土地の暮らし
広州タワーの広州らしさは、「祀られるのではなく、使われる」ことにある。市民はタワーの下の珠江辺でランニングをし、広場舞を踊り、光の祭典を見る(広州国際光祭典は通常11月に開催、公式発表が優先、タワーと連動)。観光客はタワーの上から彼らを見る。このタワーは老城のスカイラインに入らず、新しい中心軸の南端に立ち、海心橋や花城広場とともに現代広州の居間を構成している。
風習
珠江のナイトクルーズ船がタワーの下を通るのが定番の撮影スポット。年越しと光祭典のタワーのライトショーが市民の祝祭となる。
信仰
特定の宗教との関わりはない。主な文化的属性は現代都市のランドマークと嶺南の新中心軸である。
土地の作法
タワーに登る際のセキュリティチェックではライターなどの禁止品は持ち込めない(チェックリストが優先)。高所施設は高所恐怖症や心血管疾患の人は慎重に選ぶこと。川辺は夜のランナーが多いので、写真撮影でランニングコースを塞がないこと。
訪問のヒント
ベストは晴れた日の夕方に登ること(1枚のチケットで夕日と夜景の両方)。入場券は時間帯予約制で、公式ルートで先に予約すること。人混みを避けるなら平日と最初・最後の時間帯を選ぶ。地下鉄広州タワー駅から直通で、APM線の海心沙駅からはタワーの全景を見るのに最適である。
近くで味わう
早茶(飲茶。エビ餃子/焼売/腸粉、点都徳/広州酒家などの老舗系)、及第粥と艇仔粥、白切鶏(茹で鶏)、雲呑麺(竹昇麺)、双皮奶(二層ミルクプリン)
珠江新城の花城匯飲食エリア、客村/赤崗周辺の老城の小店、老城の北京路/上下九に戻って老舗を食べる(ついでに)
早茶では、お茶を注いでもらった際に指でテーブルを軽く叩く「叩指礼」で感謝を表す。早茶は籠単位の計価で、茶席料が慣例となっている。
早茶60–120元(相場の目安)、正餐100–200元(相場の目安)
タワー登頂と珠江ナイトクルーズの二択なら、ナイトクルーズでタワーを見る方が割安。光祭典の期間はタワー周辺に交通規制があるので、先に公告を確認すること。
資料の手がかり: 広州タワー公式サイト、広州市文化観光局。
写真の出典 · Daniel Lu (User:dllu) · CC BY-SA 4.0
